読書とか日記

読んだ/見たときの感想と日常です。

本を売るお仕事

ちょっと前に大型書店に行ったらデザイン分野の棚の前でたくさんの本の帯をバーッッと超スピードで巻き直してるジャケット姿の男性がいて、おお、出版社の営業さんですね漫画で見たことあるよ!(※)と思ってまあその辺に用があったのでうろうろしてて、なんか邪魔だと思ってると思われてない?と自意識過剰で心配になり、あと普通に好奇心もあったので

「帯替えてるんですか? 替えたほうがいいんですか?」

と声をおかけしてみた。もしかしたらびっくりさせたかもしれないが感じよく受け答えしてくださいました。

「ええ、数字とか違うので」

と示された新旧の帯の、目立つように配置された出版部数がたしかに万〜十万部単位で増えてました。なるほどなあ。

表紙を正面に向けて並んでいたおそらくその店舗でも売れてるだろうシリーズの一冊を指して

「この本持ってるんです」と言ったら

「このデザインスタジオさんは今度オンライン講座を始めますよ」と著者情報も教えてくれました。勢いのある出版社さんは営業さんも前向きに仕事されてるのだなあ。ネットでも話題になってるようなタイトルをいくつも出してる出版社さんです。まあそれくらいどこの出版社の社員でも常識ですよって可能性もありますが私は感心した。

 

お邪魔にならないようほんの数言の会話だったのですが、仕事じゃなく完全に趣味で読むんですけどと言ったら

「それが一番いいですよ」とおっしゃってて、社交辞令もあるでしょうけど、仕事でするデザインの大変さを間近で見聞きしていそうでもあるなあと思いました。

 

※ ガイコツ書店員本田さん、重版出来、働きマンなど。

 

ちなみに私が持ってるのはこの本です。