読書とか日記

読んだもの見たものの感想と日常です。

逃げ上手の若君 12話

劇画調の静止画、昔のアニメでよく見たやつだ懐かしい!相変わらずセンスが良いなあ、そして絵が上手い…と思ったら次のカットで実写の馬とサンドバッグ出てきて笑ってしまった。

挑戦的な手法繰り出してくるの好きだなあ。

面白いし「正解」だった、急にメタな解説が絵付きで入るわけで、アニメでやるより混乱しないもんね。

 

ワンクールずっと楽しかった、

あっという間でした。

同じ布陣で2期もぜひ作って欲しい。

 

でもスタッフさんたちのこと何も存じ上げないのでアニメスタイルで特集して欲しいな。アニメーターさんの詳しいインタビュー載ってるのアニメスタイルしか知らないので。

 

もちろんストーリーもキャラクターも良かったです、優れた原作が優れたアニメーションになっていて眼福でした。

 

OPEDもすごく楽しくて好きでした!

帰省したので親戚の話

今年就職して上京した甥Aに、数年早く上京している姪(長女)に会ったりするのか聞いたら、2週に一回くらい会ってご飯食べてると言うので知ってたけど仲いいね!となった。

姪(長女)は医療関係の仕事で休みが不規則なのですが弟のことは平日でも呼び出しやすいらしい。

自分の兄妹は姉妹で仲が良く兄には用事がないと会わない(嫌いではない)のでご家庭それぞれだよなあと思います。

 

あと親戚のおじさんのところに何年も会ってなかった新社会人の孫がオートバイで突然やってきて、久しぶりだったので本人なのがわからず、おじさんはオレオレ詐欺だと思って追い返しそうになったという話が面白かった。

ゴジラ−1.0

子ども騙しではなく全世代楽しめる怪獣映画として真面目に頑張っている。

ドラマパートの演出も俳優さんたちの演技も良いし、ゴジラの映る各シーンも見応えある映像だった。CGと特撮を組み合わせていているのかな?

ストーリー上で気にかかったところ、探し人を呼び寄せるためにその人を貶める怪文書を旧所属部隊の面々に送りつけるのは害悪クソ挙動過ぎてアウトだと思いました。それについてのフォローはとくになかった。

物語としては気にしないでいい部分ですが、超大型水中生物(ゴジラ)の進路予測が立つのおかしくない?今まで知られていないものの進路なんか予測しようがないよ。と思ったけど映像として出されるとふだん台風の進路予測を見慣れてるせいでなんとなく納得させられるな。

映画の完成度とは別の話で、初代ゴジラが水爆ひいては強い兵器を持ちたがる人類の欲望への批判をテーマとしていることを思うと令和のゴジラはだいぶ違うところに来ているのかなと思いました。

巻戻士

無料開放で巻戻士を33話まで読みました。

いい少年漫画でキャラクターもかわいい。設定的にアニメと相性が良さそうで、映像演出で趣向を凝らせるだろう場面も多く、アニメ化されたらいいですねと思いました。

 

ただすごく個人の適性の問題で、この漫画は好きか嫌いかで言ったら好きですけど、成功するまで何千回も試行を繰り返すという状況が無理すぎて自分なら心が折れると思いながら読んでしまうので結構しんどい。自分が納得行く結果まで妥協しないっていう主人公の長所がもう、部分的に完璧主義だけどそれだと生きるのが無理なのでめちゃくちゃ妥協して生活することで折り合いをつけてるおそらくADHD傾向ありの人間からみると恐ろしいんですよね…別にわたしがそうしろと強いられているわけではないのに…。

あと「正しいタイミングで正しい行動を繰り返す」のも苦手すぎて読んでるだけで苦しい。ゲームで同じパターンの攻撃を防いでいればダメージを受けない場面で来るってわかっているのに避けられないで死んでしまって何回やっても進められないので嫌になって投げ出してるやつあるんですけどそれを思い出します、ちなみにアンダーテールなんですけど、誰もあのゲームのことを操作が難しいって言ってないのにな。だからわたしが主人公だったら5回に1回くらいしか成功しない分岐がしょっちゅうある。想像するとプレッシャーとストレスがすごい。

 

いいSF少年漫画なのに各エピソードの結末の爽快感より疲労感が上回ってしまいドッ暗い漫画を読んだときのような心持ちになります。おのれの中の強迫観念的な何かを刺激されないひとにはわくわくする良い作品だと思います。解法の導き方は根性だけど事件の解決自体は根性論ではない、というのも重要な魅力。クロノくんはいい主人公だよ。

シン・ウルトラマン ややネタバレ

庵野秀明監督はウルトラマンの夢人類なんだなと思いました。

長澤まさみのお尻が強調されるというのは聞いてたんですけど実際観てみてあのシーンは好きで撮ったというよりノルマ感を受けた。それも視聴者サービスとしてのノルマではなく「特撮とはそういう(性的な感受性の芽生えを無自覚なまま植え付ける)ものである」という自己解釈ルールに乗っ取ったお作法のような、すべきだからやるという義務感のような、クリエイター本人の喜びの乗らないお尻であったと思う。

ウルトラマンの掌に乗るヒロインや巨大化したヒロインの描写の方がよほど「好きで撮った」感じがあった。それも単なる巨大化へのフェチではなくて「この映画がウルトラマンの話だからこれを撮ります」という、ウルトラマンへの好意・憧れから組み込まれた夢エピソードであり描かれた「絵」だったと感じる。あの銀色巨大掌の光沢にこだわりがこめられてないとは言わせない。

ヒロインの巨大化はネタバレ踏んでたので知らなければもっと驚くことができて面白かったと思うけど後追いで見るときはある程度は仕方ないですね。

そして体臭でベータシステムの場所を探すエピソード。

若い頃の庵野氏が忙しいとずっと風呂に入らなかった話は多分わりと有名だと思う。私はアオイホノオで読んだ(はず)。でも知らなくてもあの場面は明らかに嗅ぐ側ではなく嗅がれる側に主観があるじゃん。嗅がれたいのか。嗅がれるというか、生身の人類としてウルトラマンに、悪気も理解もなく分析されて辱めを感じたいのか庵野…そして憧れの存在と自分の常識のギャップを一方的に知って愕然としたいのか庵野…拗らせてるなあ…。(敬称略)

上記の感想は穿ちすぎだとして少なくとも庵野監督にとってウルトラマンは不可侵のヒーローであるというのはよくわかった。

昔日の庵野少年はウルトラマンに憧れていたんだな…自分がウルトラマンになるよりも気の強い美女としてまた一度は投げ出すが戻ってくる打たれ弱く天才肌の後輩としてはたまた頼れる上司としてウルトラマンのバディになりたかったという拗らせた憧れを美しく再構築した映画でした、面白かった。

 

女優さんを美しく撮ろうという熱意はまったくなく構図優先の撮り方、アニメ出身らしさを発揮した個性になっていて良い。

あと、長澤まさみ山本耕史の配役が逆でも全然成立するよなこの映画、それはそれで楽しそうと思いました。

挨拶

以前、発達障害のひとの書いたライフハック本を読んでみたら自分とタイプが全然違ってあんまり参考にならなかったんだけど

「挨拶は業務に関係ないと思うだろうが挨拶しないことで実は仕事に差し支えるからコストだと思って挨拶しろ!」 と強調されていたのが特に「タイプが違い過ぎて参考にならん!」と感じました。

ちなみに私が「ちゃんと」挨拶できる人間だったわけではなく。 子どもの頃挨拶の定義を把握してなかったというか一日一回すればいいということをわかっていなくて、 朝のうちなら目が合うたびに何回でもおはようと言っていいと思ってたので 友だちに「さっきおはようって言ったよ」と指摘されたとき (そんなルールが?!)ってびっくりしたんですけどその時たしかもう小学校高学年になってた。そういう人間の初歩は5歳くらいまでに学んでおきたいものです。

三体ドラマ感想③ネタバレあり

ネトフリ版を観てて一番腹を立てた改変は葉とエバンズのキスシーンで、

はあ?男と女がいたら付き合ってることになんのか?ゲイの登場人物をちょい役で出したのは異性間恋愛ゴリ押しのアリバイ作りか?そのふたりはロマンスとは関係ありませんが?!?!となりました。

いや、まあそこ男女の仲にして父親をエバンズにしておくと葉が楊を殺したくだりとか要らなくなるし葉の拠点を中国から海外に移せるしストーリーと人物相関図がわかりやすくなるよね!わかる!でもネトフリ版は白沐霖と葉も出来てる描写にしてたし無いところに恋愛関係生やし過ぎ!!求めてない!

 

テンセント版にも気になる改変はもちろんあって、殺人能力の高い(便利な)姪を登場させたために「姪は組織に入れてるのに娘にはすべて黙ってたの意味わからん!」ってなるのとかわりと大きい瑕疵だと思います。あと史強と汪淼のエピソードは軒並み盛られてて観ててちょっとこそばゆいくらいなんですが、例えば救急車の窓越しに電話で会話する場面がドラマで激エモシーンになってるのを見ると、これがやりたかったんですね…じゃあ仕方ない…って引き下がってしまう。

テンセント版は総じてやりたいことが明確でちゃんとできてるからまあいいかなって思ってしまう。作ってる側がノリノリというかやる気があるなと感じます。

 

史強のタバコ、原作では単にガサツさの表現なんだけど、ネトフリ版だと舞台がイギリスになるので今どきヘビースモーカーな彼はオールドスタイルで執念深い刑事なんだろうなという味付けに自動変換されるの面白かった。深読みすればセルフネグレクトの気配さえある。

ちなみにテンセント版では「子守りのときはタバコを控えようとする(うっかり吸いそうにもなる)」史強で「ガサツだが心根は優しい」という表現でした。

 

ドラマとしての完成度を聞かれたらどちらも一長一短ありますねと答えるけどどっちが楽しかったかっていうならテンセント版です。

 

ドラマ2種類完走したので原作1部を読み直して2部も読もうと思います。感想終わり。