読書とか日記

読んだ/見たときの感想と日常です。

サイバーパンクエッジランナーズ 5話まで

現時点でノットフォーミーだなあ。

この感想をひっくり返してくれないかと思って視聴継続。絵はきれいだし音楽はかっこいい。

 

ちゃんとサイバーパンクではあるんだけどSFとしての新しさがない。サイバーパンクは単なる味付けなのね。

それでストーリーもかなりオールドスクールじゃないですか。行き場のない少年が…謎の少女に会い…うん……。

 

いや、ボーイミーツガール好きだし王道の良さってあるしこれがダークファンタジーだったら別にがっかりしなかった可能性が高いので結局個人の好みの話なんだけど。

 

サイバーパンクのかっこよさ斬新さを目に星を宿して振り返ってしまう世代なので(サイバーパンクは…カッコよかったんですよ……)「今」新しさのないサイバーパンクにいまいち乗り切れないということかも。

5話まで来たらサイバーサイコの設定は多少オリジナリティあるかなと感じた。頼む、SFなんだから新しさを見せてくれ。設定でもストーリーでもいいから、その発想はなかった!と感じさせてよ、このあとに期待してるから…。これはミステリファンがミステリに「謎」を求めるようなものです(そうか?)。(ちなみに最近めちゃくちゃ「その発想はなかった!」になってるのはハイパーインフレーションです。ファンタジーじゃん)

 

格差社会の閉塞感を基調にしてるとこは今風だなと思うんですけど、同じスタンスのArcaneが、美術もアニメーションも密度が高いというか分厚いというか衝撃受けるレベルの出来だったので比べるとちょっと物足りないような気がしてしまう。

これも好みの違いでジャパニメーションの絵柄がとくに好きならサイバーパンクエッジランナーズの方に軍配を上げるかもしれない。

 

あとArcaneは一応、その格差を是正させようとする人物が出てきたりするから…悪党だけど……そして結局は社会の何も変わらないんですけど、その視点があるかないかの違いでArcaneのほうが私は腑に落ちるかな。私見ではどちらも鬱アニメですが。登場人物の愚かさや失敗で話が転がるの基本的に苦手なんですけどどっちも割とずっとそう。

 

サイバーパンクエッジランナーズ、完成度は高いアニメだと思うので完走目指します。