読書とか日記

読んだ/見たときの感想と日常です。

ハサミ男 感想メモ(ネタバレ)

あけましておめでとうございます。

年末年始に読んだ本です。
読みながらちょこちょこメモしてた走り書き感想、ネタバレになるので畳みます。

▽クリックでネタバレ感想メモ

12/30 ハサミ男
読み始めた感想メモ

冒頭「私」はハサミ男なのかハサミ男の追っかけなのか迷う
少し読んでハサミ男であることがわかる
しかし性別を確定させるような記述を避けている
女の人かもしれない

公園で親子連れに警戒されていない
本人も不審者とみなされることを警戒していない
女(自認は不明)だな

『医師』は別人格的な存在なのか?それだとつまらないから実在していて欲しいけど…。

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1/1 メモ追加

模倣犯と真犯人の邂逅
なるほどここからどう転がるかなのね

この「私」が真のハサミ男かどうかもちょっと確信がないが…

↑伏せていることの多い語り手であり犯行自体のリアルタイムの描写がまだないため

登場人物が一気に増えた
覚えきれるかな
とりあえず下川(背の低い刑事)は覚えたほうが良さそう

デコイ(おとり)のような「色白の太った男」死体の発見者
これは模倣犯
それともこの男が探偵役になるのか?

模倣犯を追う探偵役は真のハサミ男(=私)か

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの名前が出てくるの読者に対してのヒントですね(※)

伊田はイニシャルK
喫煙者は松元
村木もなんか怪しげに出てきたのなんだっけ

以前の犠牲者の頬を切った理由を教えてくれたので「私」が真のハサミ男なのは確定した

ティプトリー2回目

半分ほど読んだ
ハサミの種類が合ってたから模倣犯は警察の人間だと思うけど今のところ誰かは全くわからない
3人目の被害者が会っていた人物について容貌の描写を確認するべきか情報は増やさないで読み進めたほうが面白いか

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1/2メモ追加

スマホが出てこないことに時代を感じていたけど警察ではモバイル端末を各自支給されているのだね

日高(おとりの太った男)の目撃情報を見つけてくる刑事が模倣犯だと思ったけど二人いる
下川は小柄だから本物のハサミ男がみた男とは多分違う
松元が犯人?

第三の殺人が模倣犯だと作中でいよいよ判明
それに気がついた村木は犯人ではないと思う
変な自己顕示欲が出てきたのでなければ

おっ、日高がハサミ男に突撃した!

おとり殺されちゃった気の毒

ここでこの展開なら真のハサミ男も捕まるんだろう

ちぇっ、外れた
犯人こいつか~

ガスライターもおとりか

あっ、犯人もう一捻りあるな

いや犯人のひねりじゃなかった

私は真のハサミ男も断罪されてほしいんだよ

野放しオチ!残念!

医師の原型が存在するのは割と良かった

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ハサミ男読了
ハサミ男に関する叙述トリックは発表当時ならかなり強かったのではと思う。令和5年の感覚だと割と気が付きやすいので「うまく伏せてる文章」「上手に匂わせてる描写」をずっと読むことになってそれはちょっと居心地悪かったかな…。
イニシャルの付いたライターのミスリードは、ズルではないけどちょっとがっかりはした。
犯人はどのみち当てられなかったので推理小説としてちゃんと楽しんで読みました。 ハサミ男は捕まって欲しかったよ!!!
(追記)捕まって欲しいというか与えられた条件で正解にたどり着く人を見たいです、ミステリーを読むときは。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアはいわゆる覆面作家としてデビュー、男性名義で活動していてその正体について様々に推理されていたけど後に女性だと公表したSF作家


~~~感想ここまで~~~

今年もよろしくお願いします。