読書とか日記

読んだ/見たときの感想と日常です。

金の国水の国 微ネタバレ

色がつくことによって臨場感がすごく出てていいアニメ化だったと思う。サーラさんのほっぺもずっとツヤツヤでほんのりピンクで可愛かった〜。

山場のシーン、あのアレが出てくるとこ、これをスクリーンで見たかったんだ!って思いましたね。

 

登場人物の心情は原作のほうが、余白はありつつストレートに深く伝わって、作者の力量とマンガの力を見せつけてくれるので映画から入った方も原作を読みましょう。全1巻ですし。

原作では「A国B国」だったり御伽話のリアリティラインで話が進むのにふいに「遊牧民族出身でひとかたまりの塩がご馳走のもとになる暮らしを知っている」みたいなエピソードを放り込んで突如立ち上がる現実味とその解像度に諸々納得させられたりします。

 

圧倒的に「後味が良い」作品で映画もおすすめできます。まだレイトショーで見られるところも多いようなのでいい気分で一日を終えたいときにぜひどうぞ。