最強主人公ものはやっぱり安心感とワクワクが同時にありますね。
テロリストに拐われ戦闘員として育った男が日本に帰って平和に暮らそうとする話で、ちょっとファブルを彷彿とさせるけどこれはこれで工夫のあるキャラ設定でした。主人公の島崎の、強さはもちろんとして、戦闘における冷徹さと戦場しか知らなかったがゆえに残った純粋さみたいなところのギャップが魅力的。
彼はいまも平和への憧憬を握りしめている。
先程ファブルを挙げましたが漫画の読み味としてはマスターキートンあたりの浦沢直樹作品を思い出しました。
単行本での追加ページなのかな、島崎の過去設定と絡めた豆知識が紹介されるのが、原作付きだなーという味わい。
島崎が戦場に戻るまでの日数がカウントダウンされていくので、確定されたバッドエンドでは?と心配だけどなんかこううまいこと着地はしてくれるのでしょう、たぶん。そう思いたい。
島崎もコロニーのひとたちもできるだけ平和に穏やかに暮らして欲しいよ。1巻ですでに危ういですが。