スラムダンク再読完走しました。
良いシーンや台詞はもちろんたくさんあって、でもとくに137話、「シュートの練習は楽しかった」のナレーションに涙が出ました。
そうかそうか、楽しいか。桜木花道、かわいいやつめ。
結末について今回新たに思ったことがあるけど言葉にするのが骨なのでいつか気が向いたら書いてみる。酷暑の疲れがずっと残っている感じで何か出力する気力がありません。2月にもそんなことを言ってたようなので暑さ寒さの峠を越すとそうなるのかもしれない。振り返れるから「書けない」というのも書いておく意味はあるな。体力をつけたいです。
チ。の感想で書き忘れたけど(この先はネタバレなので注意)実際は地動説がそこまで迫害される思想だったわけではなく「傭兵上がりで学のない異端審問官」の暴走であることを叙述トリック的に仕込みそれを本人の絶望に回収する造りが大変うまく出来てて感心した。読み返すとちゃんと伏線がひいてある。
地動説に命を賭す人を描きたいというアイディアが浮かんだとして、調べたら地動説は実際には命を落とすほどの異端思想ではないことがわかったときに、フィクションだから良いやとゴリ押ししないで物語の設計と演出で成立させられるのすごい腕前だな。ストーリーテラーであると同時にめちゃくちゃ頭が切れるな、と思いました。