こないだ実家で妹とワンダーウーマンを観ました。2017年の映画。
いろんなものを背負って戦える強くてカッコいい女の主人公という要素をすごく爽快に感じてしまうの、自分が昭和の人間でチョロい観客なんだろうなとうっすら気恥ずかしさもありつつ楽しみました。
しかし昨今の本邦はジェンダーギャップが世界的にみてすごい低いうえにさらに下がり続けていたり女性の地位向上の国際会議主催国でありながら男の大臣が出席してドヤってたりで。
令和の社会の方もまだ全然アップデートされてなかったな、自分の年齢のせいだけではなかったかもしれない。
それはそれでいささか辛い現実ですね。
ダイアナとスティーブの関係がさ、スティーブからみたら吊り橋効果込みで普通に恋愛の思慕なんだけど、そしてその自分の想いを支えにもしつつあの自己犠牲的行動に踏み切るんだけどダイアナはたぶんそういう好きじゃなくて、でもスティーブはダイアナにとって「人間の善性」の象徴で彼がいたからこそアレスに対抗することができるくらいで
その、釣り合ってないけど重さとしては釣り合ってる関係性が非常にエモかったですね。
まああの流れは普通はロマンスとして見るのかもしれないけど個人的にはダイアナサイドでは「恋じゃなかったけどかけがえがない関係」と捉えるほうがしっくり来る。その解釈だとスティーブが一段と不憫に感じるけど…でも神(高位存在)に長い年月を経てずっと大切に覚えられている人間、物語としては全然報われてるとも思います。