読書とか日記

読んだ/見たときの感想と日常です。

モブサイコ100Ⅲ 11話

モブサイコ100がもし配信限定作品だったら11話は少なくとも47分はあったはずなんですよ…。絶対に…。
でも週一回30分の、全12話の作品としてベストを尽くしていたと思います!

冒頭短いアニオリで律の登場の説得力を増しつつ状況のおさらいもしてなおかつキャラクターを補強して皆が心配していたテルくんも保護して、構成と補完が上手。

鈴木統一郎がさ、あそこで自分を人柱にすればって思うのは偉いけどさ、ある種効率なんですよ。自分自身に当てはめてるから悪ではないように見えるけど根本的にはそれが合理的だからという冷徹な計算がある。そんな彼が、息子に呼ばれて振り向いたときに「死んで欲しくないと思われている」と悟る、そしてその願いを尊重する。あの流れが本当にね、すごいなと思う。ONE先生は価値観が大人だ〜〜〜って、原作連載時びっくりしましたね。人生何周目だとこんなエピソード描けるんでしょうか。少年マンガで今まであったかな、改心した悪役が自分を犠牲にして大勢を救う流れはありそうだけどそこで「それはまだ正解じゃない」って掘り下げてくれるの。深い。

律のターンもすごくよくて、アニメだと切り詰めたとこもありますが(原作読んでね)アニメ律くんすごく顔が良かったね!カッコよいしかわいいし吹っ切れた明るい表情も全部良かったです。

しかし…10、11、12話の3話分かけて15巻のラスト〜16巻の一冊ちょいなのでシリーズ全体で見てもゆっくり尺を割いているペースのはずなのに、全く無駄のない脚本なのに「あのやりとり……ないのか」ってなるの、16巻の内容高密度過ぎない?

10話は構図がすごく映画っぽいというか「大画面で見たい〜〜」ってとこ複数ありました!
モブくんと???くんが向き合ってるのを斜め下から遠くに見上げてる角度からぱっとモブくんのアップを横から見てる角度になるとことか、テレビでも空間を感じるし実際にスクリーン見上げてたら臨場感ありそう。今回も上映イベントはあるので(行かれる方羨ましい)画面の構成するときそれを期待してた部分あるのかな?実現してよかったね!

11話のあと10話も見返して、テルくんの場面はこの長さでこの作画でアニメにしてくれてありがとう、って改めて思いました。

 

夜中に作品名と律100(%)がTwitter「日本のトレンド」に入ってて喜んじゃった。6話のときに「エクボ」も入っておかしくなかったと思うけど四文字以上ないとトレンドでカウントしてくれないみたいですね残念ながら。きっと入ってたよカウントされてれば。ね。