サンデーウェブリで3巻まで無料だったので読みました。
いいですね。
たしか新人賞の受賞作だったかな?読み切りは拝見してて連載になったのも知っていたのですが今回ちゃんと読んで良かったです。
微妙な面白さをちゃんと伝わるように描くのが上手!
ギャグ部分に対する登場人物のツッコミが内心の「あらま」という反応だったりするのが新しいのかな?ポイズンガールバンドをちょっと思い出しました。ツッコミのうまさって語気の強さとイコールじゃないんだよなと改めて。いやポイズンは最近のコンビではないですが。
安心して読める感じは、登場人物全員の持つ「自己肯定感」がしっかりしてるところからも来るのかな。
白山も東京への憧れは強いけど自分が変わりたいとかそういう動機じゃなくてただ田舎あるあるが煩わしいというマイペースさでそうなってるしその煩わしさは東京が寂しくて帰ってきちゃったバイト先の先輩の存在によって作品内で早めに相対化されていて、あくまでキャラ立ての範疇。
読んでてしんどさがなくてふふっと笑えて時々いい話になる。手抜きではなく狙って表現された温さ、つまりそれはあたたかさ、なんだな。
いずれ続きを読むリストに追加しておこう。まあこのリストが長いんですが…。