読書とか日記

読んだ/見たときの感想と日常です。

白根さんの告白

https://challenge-mee.manga-meets.jp/comics/098f594b-31f4-4fa5-94fe-d18d9a28046b

 

あー、いいですね。

いい少女漫画で真面目なガールズラブです。集英社の女性向け漫画投稿サイト『マンガmeets』のチャレンジmeeという部門で12月の準グランプリになった作品です。

寡聞にして今まで存在を存じ上げなかったのですがマンガmeetsはジャンプルーキーの女性向け版なのかな。編集者側に担当希望者がいれば担当もつくそうです。プロを目指す人向けの投稿サイトですね。

いい少女漫画っていうのはつまり少女の内面を軽んじないというのが大前提で、そのことによって年齢関わらず読者も救われたりするわけですが、この作品も話の派手さやキャッチーな演出よりも登場人物の気持ちを繊細に描写しようという気概が感じられて好印象。絵柄も好きです。

そして良質な百合。3話まで掲載されて続きがありそうな引きだったんですけど選評を見たら「次回作も期待しています」だったんでこれで完結してるものなのかな。読者としては続き読みたいです。

応援ポイントというサイト閲覧者からの投票も12月度では一番多かったようだし次回作もそりゃ楽しみだけどなんとかこのまま連載にならんかな〜。

Xperia AceⅢ 初めての白ロム

スマホを買い替えました!

 

これまではUnihertzのjelly2を使っていて何と言っても特徴的なこのミニマムサイズは気に入っているしそれ以外のスペックも概ね不満はなかったのですがバッテリーがダメになってしまい。1日2回充電しても気がついたら空になって電源落ちてたりする。もともと2000mAhしかないし、しょっちゅう過充電してしまって使い方も悪かったのだろうなあ。一年ちょっとで買い替える予定ではなかったんですが。

 

その前に使ってたHuawei P20 liteも当時はお手頃で使い勝手の良いスマホで、まだ家ではサブで使ってたから戻してもいいのだけど、Android9でOS更新が止まってどうしてももっさりはする(気がする)しストレージ32Gではやっぱり足りないか。結局長くは使えないなら新しい機種にするかあ……と思い。

 

OCNで機種変更出来て本体サイズがなるべくコンパクトなもの、を筆頭の条件にするとiPhoneSE2か3になりますが正直オーバースペックです。タブレットがあるからスマホに求めるのは携帯性と通話とLINEと、あとはモバイルSuica。←Jelly2で初めて使ったらSuicaを部屋の中でもカバンの中でもすぐ行方不明にする人間には便利でした。

それくらいのために6万は高い〜〜〜〜。エントリー機種なのに性能と価格が高いよ〜〜〜。

OSを何年も更新してくれるところは魅力で長く使えたらコスパは悪くないかもしれないけどバッテリーが劣化したらその前に終了だしなー。

 

AndloidだとAQUOS wishのサイズがiPhoneSE3に近くてOCNで機種変可能で価格帯低め、第一候補だったのですがコスパ的な評価がそんなに…悪評ではないけどとくに良くもなさそう?

 

スペックはwishの方が高いけど体感的にはSONYXperia AceⅢの方が反応がいいというレビューを見かけて、サイズを確認して、機種変リストにはないけどこれにしようか?ちゃんと設定できるかな?とちょっと心配はありつつ決めました。

 

ブリックオレンジが欲しかったのですが保証のある業者さんでは在庫がなくて。個人規模の出品者から買うのは不安だったのでグレーに妥協して、イオシスというお店の通販で未使用品を購入。お店独自の保証が半年あったのと赤ロムなら交換してくれるのと何年も前から営業して実店舗もあるのでここにしました。

届いてsimカードを差し替えたら設定無しですぐ繋がった!発売日から見てsimロック解除手続き必要かもと思ったけど大丈夫でした。条件を確認したらこの時期でも本体を一括購入なら解除済みで引き渡しだったようです。docomo版を買ってOCNで運用なのでキャリアが異なる場合はまた違うかもしれません。

 

本体の感想はまた後日。

 

【本体サイズ比較】

Huawei P20 lite 71 mm×149 mm×7.4 mm 145 g

jelly2       49.4mm×95mm×16.5mm 110g

Xperia AceⅢ   69mm×140mm×8.9mm 162g

液晶が割れた!

先月買って便利に使っていた8インチタブレットの液晶画面にヒビを入れてまったく使用できない状態にしてしまった。ショックです。

iPadAIRを壊したら嫌だなと思ってこちらを外出時に使っていたからそれで落として割れたんならまだ、やっぱりこっちにしといて良かったと思うところですが家に帰ってから充電中にうっかり座椅子の下敷きにしちゃって割れたのでダメです。あ〜〜〜〜。

しかもついさっきスマートフォンをネットで購入したばかりなのです!まだだったら先に同型のタブレット買ったかもしれないのですが……。

すごいうかつな人間なので逆に気をつけていてスマホタブレットを経年劣化以外で壊したの初めてで、しかもまだ新しいやつなので衝撃が大きい。踏んだとき気が付かなくて手に取ってから画面がおかしいことに気がついて、え、なんで?なにこれ?ってじわじわ来る感じのダメージを受けました。

コンテンツをたくさんダウンロードした手間も無駄になって悔しい。

 

画面見えてるとこも一部反応しないので中身の消去もちゃんとできそうになくて捨てる前の処理どうしたらいいんだろう、面倒だな、って困ってます。

 

はー、凹むなあ…。

 

追記:何か壊したり無くしたりするのは日常茶飯事なので既に立ち直りつつあります、もちろんもったいなさは残りますが。そのほうが今後気をつけるようになるからいいのか。

 

スラムダンクの話 他

妹が昨日スラムダンクの映画を見たそうです。連載当時の読者で原作大好きかつネタバレは避けまくって行った結果、

カッコ良かった!あと3回くらい観たい!ストーリーはそのままで全く新しいものになってた!

という感想だったので、良かったねえと思いました。原作を紙で買い直したくなってるけど置く場所がないから葛藤しているらしい。

 

私も興味あるのでそう言ったら「できれば見て欲しい!」という反応で、でも妹は性格がオタク系じゃないからなんとか見させようという画策はしないんだなーというのが勝手に面白かったです、いまトクサツガガガを読んでるから。(トクサツガガガでは自分の好きな特撮戦隊モノを未履修のひとにどうにかして見てほしいという涙ぐましい努力と作戦や駆け引きがしばしば描写されます。)

 

先月とは別の友達が帰国したのを囲む会があり今回は連絡間に合ったので上京して参加して来ました。学生時代の友人たちに会うのは6年ぶりでした、会えてよかったです。

実家に一泊してとんぼ返り。両親に顔を見せられたのも良かったし、これで新型コロナになってなければめでたしめでたしの結末です。大丈夫だといいなあ。

 

【最近読んだ漫画メモ】

 

女の園の星 3巻

真面目だけどしたいんです 8巻

乙嫁物語 14巻

かよちゃんの荷物 新装版上下

 

それぞれ好きな作者さんの漫画でどれも面白かった、安定感と信頼。

トクサツガガガ 110話まで

マンガワンというアプリで期間限定公開されてるのを1話単位で読んでいます。昔、まだ動画を見たらSPライフを貰えた時代に頑張って貯めて、何年も大事に取ってあったのを注ぎ込んで一晩で100話超えました。連休をいいことに朝6時まで読んでしまった。ここからは朝晩もらえるライフでちょっとずつ読み進めることにします。

 

1話ごとに起承転結がしっかりあって、でも話を重ねるとキャラクターの関係性が変化してるのも楽しくツルツル読み進めてしまう作品。ハッ!これは主題の特撮と同じ構成ではないですか!なるほど!!

作者自身の「好き」が伝わってくる『トクサツガガガ』、好きなものの薫陶を受けてそれが自身の創作に反映される、良サイクルを体現している漫画なのだな。

 

 

平和の国の島崎へ 1巻 ネタバレあり

最強主人公ものはやっぱり安心感とワクワクが同時にありますね。

テロリストに拐われ戦闘員として育った男が日本に帰って平和に暮らそうとする話で、ちょっとファブルを彷彿とさせるけどこれはこれで工夫のあるキャラ設定でした。主人公の島崎の、強さはもちろんとして、戦闘における冷徹さと戦場しか知らなかったがゆえに残った純粋さみたいなところのギャップが魅力的。

彼はいまも平和への憧憬を握りしめている。

 

先程ファブルを挙げましたが漫画の読み味としてはマスターキートンあたりの浦沢直樹作品を思い出しました。

単行本での追加ページなのかな、島崎の過去設定と絡めた豆知識が紹介されるのが、原作付きだなーという味わい。

 

島崎が戦場に戻るまでの日数がカウントダウンされていくので、確定されたバッドエンドでは?と心配だけどなんかこううまいこと着地はしてくれるのでしょう、たぶん。そう思いたい。

島崎もコロニーのひとたちもできるだけ平和に穏やかに暮らして欲しいよ。1巻ですでに危ういですが。

 

 

 

ハサミ男 感想メモ(ネタバレ)

あけましておめでとうございます。

年末年始に読んだ本です。
読みながらちょこちょこメモしてた走り書き感想、ネタバレになるので畳みます。

▽クリックでネタバレ感想メモ

12/30 ハサミ男
読み始めた感想メモ

冒頭「私」はハサミ男なのかハサミ男の追っかけなのか迷う
少し読んでハサミ男であることがわかる
しかし性別を確定させるような記述を避けている
女の人かもしれない

公園で親子連れに警戒されていない
本人も不審者とみなされることを警戒していない
女(自認は不明)だな

『医師』は別人格的な存在なのか?それだとつまらないから実在していて欲しいけど…。

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1/1 メモ追加

模倣犯と真犯人の邂逅
なるほどここからどう転がるかなのね

この「私」が真のハサミ男かどうかもちょっと確信がないが…

↑伏せていることの多い語り手であり犯行自体のリアルタイムの描写がまだないため

登場人物が一気に増えた
覚えきれるかな
とりあえず下川(背の低い刑事)は覚えたほうが良さそう

デコイ(おとり)のような「色白の太った男」死体の発見者
これは模倣犯
それともこの男が探偵役になるのか?

模倣犯を追う探偵役は真のハサミ男(=私)か

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの名前が出てくるの読者に対してのヒントですね(※)

伊田はイニシャルK
喫煙者は松元
村木もなんか怪しげに出てきたのなんだっけ

以前の犠牲者の頬を切った理由を教えてくれたので「私」が真のハサミ男なのは確定した

ティプトリー2回目

半分ほど読んだ
ハサミの種類が合ってたから模倣犯は警察の人間だと思うけど今のところ誰かは全くわからない
3人目の被害者が会っていた人物について容貌の描写を確認するべきか情報は増やさないで読み進めたほうが面白いか

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1/2メモ追加

スマホが出てこないことに時代を感じていたけど警察ではモバイル端末を各自支給されているのだね

日高(おとりの太った男)の目撃情報を見つけてくる刑事が模倣犯だと思ったけど二人いる
下川は小柄だから本物のハサミ男がみた男とは多分違う
松元が犯人?

第三の殺人が模倣犯だと作中でいよいよ判明
それに気がついた村木は犯人ではないと思う
変な自己顕示欲が出てきたのでなければ

おっ、日高がハサミ男に突撃した!

おとり殺されちゃった気の毒

ここでこの展開なら真のハサミ男も捕まるんだろう

ちぇっ、外れた
犯人こいつか~

ガスライターもおとりか

あっ、犯人もう一捻りあるな

いや犯人のひねりじゃなかった

私は真のハサミ男も断罪されてほしいんだよ

野放しオチ!残念!

医師の原型が存在するのは割と良かった

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ハサミ男読了
ハサミ男に関する叙述トリックは発表当時ならかなり強かったのではと思う。令和5年の感覚だと割と気が付きやすいので「うまく伏せてる文章」「上手に匂わせてる描写」をずっと読むことになってそれはちょっと居心地悪かったかな…。
イニシャルの付いたライターのミスリードは、ズルではないけどちょっとがっかりはした。
犯人はどのみち当てられなかったので推理小説としてちゃんと楽しんで読みました。 ハサミ男は捕まって欲しかったよ!!!
(追記)捕まって欲しいというか与えられた条件で正解にたどり着く人を見たいです、ミステリーを読むときは。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアはいわゆる覆面作家としてデビュー、男性名義で活動していてその正体について様々に推理されていたけど後に女性だと公表したSF作家


~~~感想ここまで~~~

今年もよろしくお願いします。